靴の補高・・・中敷の自作
東北から北陸にかけての記録的な豪雪、関係地域にお住まいの皆さま、心からお見舞い申し上げます。
うさぎの故郷も、日本のチベットと言われる豪雪地帯、某県某町なので他人事ではありません。
関東でも雪が積もることの多い2月の連休、今年はなんだかヤバイぞっていう気がしてたんです。
備えあれば憂い無し
なので、雪道でも安心のスノトレが履けるように、中敷による靴の補高に挑戦してみました。
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用意したもの
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中敷・・・・・・・380円、靴屋さんで買ったフェルト素材のもの、同じものが100円ショップで売っていました。
接着剤・・・・・348円、フェルトも強力に接着できるよう、ホームセンターで買いました。
お店で買ったものはこれだけです。
他には、裁ちばさみ、カッター、裁縫用の針、太めの木綿糸です。これらは家にありました。
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大まかな工程
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中敷1枚の厚さが8mmなので、片方の1枚はそのままベースにします。
もう1枚を前方3分の1くらいのところで切断します。
かかと部分を重ねて、つま先部分を更にその上に重ねて、はみ出している部分をはさみでカットします。
3枚を接着剤で接着します。
これでかかと部分が24mmの高さになりました。
ポイント
履いた時に足底に当たる部分が滑らかになるように、ベースにした中敷の下に接着しました。なので、どちらの面に接着するかを間違えないようにしましょう。
※作っているのは右脚用です。
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かかとからつま先に向かって滑らかになるように、カッターで成形します。
中敷は薄いフェルトを何層にも重ねて作ってあるので、2層ずつくらいを剥がすようにして段差を少なくしていきます。
最後にカッターの歯を立てて、荒削りしておしまい。
ポイント
途中で足の下に敷いて立ってみて、体重が均等に乗っていることを確かめながら成形していきましょう。体重が外側や内側に流れるような感じなら剥がす場所を調整します。
これをしないまま日常的に使用していると、全身の骨格に無理な負担がかかって身体を痛めます。
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これでほぼ完成なのですが、体重を乗せて歩くわけですから、さらにもうひと手間かけて完成度を高くしておきましょう。
使用中に剥がれたり、ずれたりして怪我の原因にならないよう、7ヶ所をピンポイントで縫い合わせます。
これは靴底の方から見たところです。矢印のところでピンポイントに縫いました。
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そしてようやく完成です。
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最後に使ってみた感想です。
かかと部分の高さは24mmありますが、材料がフェルトなので体重が乗ることで押しつぶされて20mm くらいになると思われます。
うさぎの脚長差は45mmなのですが、補高をする時には20mmくらいの差は残すのが一般的なようです。
なので、この高さの補高でも全然問題ありません。
実際に、今履いている靴の底上げも20mmで、不自由無く歩けています。
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ですが、やはりかかとが高い位置にくるので、一般的な靴では脱げ易くなります。
スノトレとかバスケットシューズのように、かかとを深く包んでくれる靴なら問題ないでしょう。
↑ 中敷は未使用 ↑ 中敷を使用中
中敷を入れて履くと、目印にしたジャイアンが随分と上に行ってしまうのが分かりますね。
靴底の補高はうさぎの場合、改造費3000円で、送料を合わせて5000円近くかかります。
なので、全ての靴を補高するわけにはいきません。
その点、中敷での補高は色んな靴に対応できるので経済的です。
今回作った中敷は普段使いにはしませんが、冠婚葬祭用の靴や雪靴、臨時的に履く靴など、短時間履く時には使おうと思います。
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余談・・・・その1
靴下の中に中敷を入れて、それから靴を履いてみました。
歩く時に、靴下の中に入れた中敷ごとかかとが上がるので、靴が脱げにくくなるのではないかと考えたんです。
できれば日本の足袋のように、伸びたりしないでしっかりした縫製のものが向いていると思ったんですが、残念ながらありません。
もしそのようなものがあれば、靴を脱いでいる状態の時も補高しているのと同じ効果が期待できます。
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やってみた結果
ものすごく靴を履きづらいので、履くことを断念しました。
靴ひもを思い切り緩めても、足の甲がつかえて足が靴の中に入っていきません。
今後の改善点です。
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余談・・・・その2
紹介したような工作が面倒、という人のためにはこんなグッズも売っています。
左は、商品名脚長メイク 美脚ヒールアップクッション・・・・・・100均のダイソーで
中は、商品名MOVIヒールアップサポート2cm・・・・・・アマゾンで
右は、商品名MNX15秘密で身長2cmアップシークレットインソール・・・・・アマゾンで
アマゾンのは、「かかとUP」でググッて見つけました。
こういうのを下にして、その上に中敷乗せたら2cmの補高なんてお手軽にできそうです。
お値段はどれも手ごろな価格でいいですよ。
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以上、中敷の自作補高の報告と、関連情報及びインプレッションでした。
みなさんの参考になれば幸いです。
コメント
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素晴らしい!!
プロも裸足の出来栄えと技術に感心しました。
私も踵の段重ねをしましたが接着も縫いつけもしておりません。
靴にぴったりとなる様にしているので歩行中にずれる事もありません。
やはり、踵が上がった分、靴が脱げ易くなっていますが歩いている時に脱げる様な事はありません。
こうしたモノづくりは楽しいですね。
投稿: 旅爺 | 2012年2月12日 (日) 17時20分
旅爺さま
お褒めの言葉、ありがとうございます。
図画は苦手ですが、工作は好きです。
小さい頃からプラモデル作るのも好きでしたね。
やり始めると、凝るたちなんです。
投稿: うさぎ | 2012年2月13日 (月) 19時39分